大阪で遺品整理をして感じたこと

私の両親は結婚してから亡くなるまで生涯大阪の借家で暮らしていました。
戦後建てられた長屋のような古ぼけた家には、着なくなった服や使えなくなった日用品などが所せましと積み上がっていました。
父の死後、長年1人で暮らしていた母も亡くなり、その借家を引き払うために遺品整理をすることになったのです。
一軒家といっても狭い長屋のこと、遺品整理などすぐに済むと思ったのが大きな間違いでした。
どうにも荷物が多過ぎたため、遺品整理業者に依頼することにしました。
業者の作業に立ち会って驚きました。
立会いは不用とのことでしたが希望して立ち会わせてもらったのです。
ゴミ屋敷を片づけるようにサッサと不用品を処分するだけでなく、大切だと思えるものはきちんと保管してくれたのです。
アルバムや日記、ちょっとしたメモまで取っておいてくれます。
その中のメモの1つに母の遺言が書かれていてビックリしました。
自分たちで整理していたら知らずにどんどん捨ててしまうところでした。
おかげで母からの最期のメッセージを受け取ることができました。